負ける投資心理とは?

負ける投資心理とはどういうものか?

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例えば日経225先物取引で勝率50%で日経225の裁量トレードをしていたとします。勝率5割だったら、大きな負けも大きな勝ちもないと思えます。

しかし、実際には勝率5割でも大きく負け越しているのが現状です。なぜでしょうか。

裁量には人間の心理や感情が入りこんできます。
自分が思っていた方向に進む、逆行する、これも半分半分の確率です。同じ数字が動くだけなのに【見え方】がうんと違ってくるんです。

仮に自分の持ったポジションから30円動いたとします・・・

・思惑通りに動いた→利確したくてウズウズ、ソワソワしてくる
・逆行の方向に動いた→まだ30円、もう少し辛抱

どうでしょうか?経験ありませんか?
前者は早く手放したくなってくるのに対し、後者はその逆です。手放せば資金が減る結果になってしまうのでなるべく手放さないで利益に持っていきたい。

その結果・・・

・少しでも利益であればと30円で利確
・もう少しすれば戻ると思い放置、100円まで下げ、耐えられなくなり80円で損切り

私も何度も経験のある心理です。つまり利30損80なので勝率50%でも損する結果になるのです。
では利確も粘れば…これができないのが現実です。

連敗すればさらにその利幅は狭くなり、損も大きくなります。こうして損のスパイラルに陥ります。

損切り設定したら勝てるようになる!?

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日経225先物取引に限らず、投資の世界では損切り設定の重要性を主張している方が大勢います。おそらく自らの失敗から学んだ結果だと思います。
皆さん、一度ないしは何度も失敗を繰り返してるわけです。私自身も投資に関してはやはり損切りの重要性は大きいと考えます。
人間の欲望がある限り、損切りという歯止めをしておかないと破滅に向かいます。

しかし、この損切り設定にも実は落とし穴があります。

まず、利確設定と損切り設定の関係で勝率何割で利益が出るのか?またその勝率が妥当なのかどうか。
バックテストの結果の半分くらいになっても利益を保てるか?

システムトレードのおける落とし穴

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よくシステムトレードを構築するうえでバックテストを行います。そうすると過去の結果に都合にいいように損切り設定します。結果的に収益は非常に魅力的なものに映ります。

損切り設定を浅くすると勝率は下がる、損切り設定を深くすると勝率は上がるが1回の損で収益を吹っ飛ばす。
よく寄り引けトレードで見られる損切り設定値は200円だったりします。でも200円は果たして損切りの効果があるのでしょうか?

バックテストでよい結果を出すための数字だけになっていないでしょうか?

日経225先物取引のシステムトレードを構築する上で勝率を上げたければ、利幅を少なく損切りを大きくします。

利確20円、損切り200円なんてシステムも存在します。それで勝率90%!と主張している商材もあります。勝率9割ということは10回に1回は損切り。

つまり、 20円×9=180円(利益) 200円×1=-200円(損失)合計-10円  で勝率9割。

でもやればやるほどマイナスになるというカラクリです。

損切り設定はマイナスを限定にする役目をする反面、プラスも限定する面も持ち合わせています。

損切りにも感情は入りこんでくる!

いくら損切り設定をしたといっても安心はしていられません。なぜか。
 その損切りにも感情や心理は入り込んでくるのです。 

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例えば
日経225先物取引のシステムトレードで損切り設定を50円にしたとします。
「相場が動き逆行して50円にタッチし損切りをした、しかし逆行もそこまでで再び上昇、値を大きく伸ばした」
なんてことが1回なら諦めはつきますが、2回続けて出現したらどう思うでしょうか?

では3回目も同じく寄りから逆行50円に到達した。となると、

「少し様子をみるか」

これで損切り解除。→塩漬け→大敗
これもまた損のスパイラルです。

 人は損をしたくないんです。  でも損切りすると損をする事実が待ち受けている。それを受け入れなければいけません。それがルールであればただひたすらに損切り実行をします。
いくら5回連続で損切りにあっても信じなければいけません。

それと同時に守らなければいけないのは利確値です。負けが続いて少しでも利益が発生すれば決済していては文頭にあった通りになってしまいます。

このことをしっかり理解した上で、そしてルールを守り抜く信じ抜く度胸忍耐がなければ損切りはもろ刃の剣と化してしまうことを頭に入れておきましょう。