伊勢神宮~内宮編~

 

伊勢神宮の前編【外宮編】はお読みいただけましたでしょうか?^^
こちらは後編になりますので、良かったら前編からどうぞ♪
伊勢神宮 外宮編 はこちらから

 

実は私が伊勢神宮に参拝するのは初めてではなく、子供の頃に何度か家族でお参りした事があるようです。
しかし中に入っても全然覚えていませんでした。
覚えていたのは、入口手前にある『おかげ横丁』と赤福だけ。笑

子どもの頃の記憶がないのって凄くもったいないなって今頃になって思います。
両親がいろいろ連れて行ってくれてたくさん楽しい思い出や、いい経験をさせてもらったハズなのに。
それでも私は結構覚えている方で、私の兄弟は「子どもの頃はどこにも行っていない」と言い張っています(-_-)

 

少し離れた駐車場だったので、記憶に残るおかげ横丁を通り抜けて内宮の鳥居に到着しました。

 

内宮

こちらの内宮は正式名称「皇大神宮」こうたいじんぐう と言います。
皇室の御先祖神であり、日本人の総氏神として有名な 天照大御神あまてらすおおみかみ をお祀りしています。

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内宮の神域の境界にあるのは「宇治橋」です。

冬には(特に冬至の日とされる)この大きな鳥居から宇治橋に向かってちょうど正面の山より日の出があり、早朝に行かれて拝むことができた方は、きっと神秘的映像として記憶に残っていると思います。
神宮の開門時間は早朝5時からと早いので、朝参りに来るのも気持ちいいだろうなぁと感じました。

 

こちらの宇治橋は、外宮の火除橋とは逆で右側通行になっています。
その違いは、橋を渡った先にある手水舎てみずしゃの場所が内宮・外宮で違うので、その方向を通行方向にしている
とか、もっと神聖的な意味も考えられるそうですが、理由は定かではないようです。

 

どちらにしても、橋や参道の中央は神様の通り道なので、左右に分かれて通ります。
(特に大鳥居から3枚目の板は金運アップご利益がささやかれているので、是非踏みしめて下さい)

 

宇治橋は全長約102m。
式年遷宮で建て替えられる20年の間に1億人もの人がこの橋を通行するそうで、建設当初15㎝ある橋板が6㎝もすり減るそうです。

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橋の下にはきれいな五十鈴川が流れ、流木による橋の損傷を避けるために木除杭きよけぐい が立てられています。
この杭によって川上から流れてきた流木をせき止めるか、杭に当たることによって流木が横から縦向きに変わり、橋脚を損傷させることがない工夫がされています。

 

宇治橋を渡ると早速玉砂利が敷き詰められた神苑が大きく広がります。
確かに歩きにくいですが、日本人の方ならこのザクザクした音も結構好きだったりしませんか?

さて、神苑の突当りにある手水舎てみずしゃでお清めをして鳥居をくぐると、庭園とは違った手つかずの自然の森が姿を現します。

 

その右手には手水舎の起源とも言われる五十鈴川の御手洗場みたらしば
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手水舎としての場が作られる前は、このような聖域周辺の河川の水で身を清めて参拝していたそうです。
自然の緑も川もきれいな上、真夏日にはとてもすがすがしい場所で冷たい水に手を入れると、本当に心身ともに清まるのが感じられる程の清浄性があります。

 

ここから正宮までの間は、ご鎮座以来まったく斧を入れることのなかった禁伐林となっており、これまでに見てきた御神木と言われるような大きな木が何本も参道脇から空にまっすぐ伸びていて、いつもより空が遠く感じられるようでした。
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師匠からひと言 師匠からひと言
自然との調和に神様が祀られる。とても納得のいく事実やね。地球に人が生きていられるのもたくさんの木があってこそ。つまり、自然そのものに生かされているということは自然も神様ということやね。
 

内宮でも、まず御正宮の 皇大神宮こうたいじんぐう からご参拝させていただきます。
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たくさんの御神木にパワーをもらい、この聖域と玉砂利と御手洗場によって次第に清められてきた私の身体は皇大神宮を前にした時、自然と感極まっていました。

’’皇大神宮は他とは違う’’
’’お願いごとをするとかそんな次元ではない’’

などなど皇大神宮が特別な場所である言葉をたくさん耳にして訪れましたが、それは我が身を持って確信できました。

さらには階段を登って鳥居をくぐり、外玉垣南御門とのたまがきみなみごもんの純白のとばりの前で参拝しますが、2礼2拍手して感謝の意をお伝えし、目を開けてビックリです!

参拝前には静かに垂れ下がっていた純白の 御幌みとばり が、こちらに向かってほぼ90度のまま止まっているのではないかというほど全開になっており、その先の内玉垣南御門うちたまがきみなみごもんまではっきりと目に焼き付けることができました。

このとばりは普段垂れ下がったままのことがほとんどであるが、とばりが上がる方向によって歓迎の意を持つ「神風」・願い事が叶う「願い風」と呼ばれる。
ということを事前に聞いていたので、まさにこの現象に、神を前にして身体が緊張状態になったかのような、言葉では言い表せない良い意味での「無」の境地になった瞬間でした。

師匠からひと言 師匠からひと言
ほんとに特別な瞬間やったね。あまりのパワーに胸が苦しくなってしまった…。数多くお参りしたけどあんな経験したのは初めてやったわ。
 

外玉垣南御門より奥には入れないので、横からと裏側から少し拝見させていただきました。
しかし実は前編(外宮編)でお話した「お白石持ち」という白い石を別宮の拝所前や御敷地に奉献する行事が20年に1度、式年遷宮前に行われるのですが、その時はなんと正宮の瑞垣の内側の神域の極みまで入って奉献することができるんです!

前回の式年遷宮が第62回として平成25年に執り行われたので、2年弱ということもあり、御正殿をはじめ別宮も橋もとてもきれいな状態でした。

 

式年遷宮寸前になると長年の雨風によって柱の色が変わってきたり、茅葺屋根かやぶきやねにはコケが生えてきたりと、それはそれで おもむき があって今とは全く違う神宮の顔を見せてくれるんだろうと思います。
 

20年ごとなので、次の式年遷宮は2033年(平成45年)に第63回が行われる予定になります。
実際は8年前ぐらいから着工に取り掛かるそうで、壮大な計画であることが伺えます。

 

外宮同様、内宮にも 「荒祭宮」あらまつりのみやがあります。
柔和で穏やかな本宮の和御魂にきみたまに対象し、荒々しく活動的な荒御魂あらみたまの神霊がお祀りされているということですね。

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皇大神宮は感謝をお伝えする場所とされ、個人的なお願い事がある方はこちらの荒祭宮でお願いすると良いそうです。

 

「遷宮とは再生の文化」
この言葉が妙に私の胸に残っています。

日本は私が知る限りでも、戦争の爪痕やたくさんの自然災害から幾多となく復活してきました。
もちろん日本だけに限らず世界中で今もなお災害・災難が発生しています。

その度に人々は絶望に陥ります。
しかし人々は必ず復活し、街は再び再生します。

 

伊勢神宮の祈りである「よろずよまでに」という言葉があります。
限りなく長く続く世。万世。という言葉ですが、親から子へ、先輩から後輩へ行事を伝承することは世代交代の繰り返しを意味し、宮大工職人の技術伝承、市民が一体感を持ち、次の時代に向かう意識を醸成する機会でもあることを意味します。

世界には数百年、数千年、長い年月建っている世界建造物は多いですが、神宮はこうして繰り返す(引き継ぐ・語り継ぐ)ことで永遠を考えます。

 

時代が豊かになると現代には不必要な事柄も出てきますが、こういった日本の精神をも伝承していくことの大切さ、古き時代の人々の精神を引き継ぐ事、神仏を尊び身を清めてお参りする日本人の精神、その心を日本で生きていく限り忘れてはいけないと思うのでした。

師匠からひと言 師匠からひと言
継承や伝承は今とても重要になってきてるよな。文明が発展し世の中の利便性が高まるのはいいことだけど失ってはいけないものも確かにあると思う。

 

内宮 -END-

おかげ横丁で伊勢名物

「かき氷にお金払うとか意味分からん」と言われながらも嘆願して並んで食べたかき氷です(笑)
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抹茶のかき氷の中に赤福が入ってます。
実際の赤福ではなく、冷たい氷にも合うように改良されています。
抹茶とあんこのコラボはやっぱり間違いなし!!

 

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師匠からひと言 師匠からひと言
伊勢うどんは今回初めて食したけど、讃岐うどんとは違った食感で美味しかった。どちらが美味しいとかの評価ではなく、目の前にある食べ物を美味しく頂く、これが私のモットーです。

 

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