投資初心者でもわかる“ボリンジャーバンド”解説

ボリンジャーバンドとは?

ボリンジャーバンドをまったく知らない人でも理解して頂けるよう簡単に噛み砕いて詳しくご説明していきます。

そもそも、ボリンジャーバンドとは、1980年ごろアメリカのジョン・ボリンジャー氏が考案したテクニカル指標です。そこからボリンジャーバンドと名付けられました。

ボリンジャーバンドはチャート分析のひとつで、相場のトレンド(流れ)やレンジ(値幅)、反転を把握するテクニカル指標(相場の方向性を予測する手法)の中でもっとも有名で、多くの投資家が利用している指標の一つです。

ですから、投資を経験している人なら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

しかし、

☑ボリンジャーバンドがどういうものか?
☑使い方や見方が分からない
☑ボリンジャーバンドを使うとどういうメリットがあるのか?

など正しく知らないままに使っていたり、疑問を持ったまま使ってる方も多いように思います。

ですので、ボリンジャーバンドを初めて聞いた方でも理解できるようにご説明していきたいと思います。

ボリンジャーバンドを用いたチャート分析

まず、ボリンジャーバンドがどのようなものか実際のチャートで見ていきましょう。

下の図は日経平均のチャートにボリンジャーバンドを表示させた状態です。
X1755
そして、そのチャートの一部を拡大しているのが下の図です。
X1754

ボリンジャーバンドは、ミッドバンド(移動平均線)を真ん中にして、外側に「±1σ(シグマ)」2本目が「±2σ(シグマ)」、3本目が「±3σ(シグマ)」の3つのバンド(線)から構成されています。
通常は2σまでの表示を使うことが多く、遅行スパンを併用させたスーパーボリンジャーなどもあります。

ミッドバンドつまり、中心線の作図法としては20本移動平均や25本移動平均が主に使われています。
※ここでは25日移動平均線を使用しています(日にちは変更可能)
※±2σまでしか表示しない場合もあります。

ボリンジャーバンドと併用して用いられるものとして「%bチャート」や「Bandwidth(バンドワィズ)チャート」があります。

ボリンジャーバンドの最大の特長としては、そのビジュアルにあります。中心線から上下に広がるバンドのビジュアルはそのバンドの上下の幅、その変化、そしてそのバンドにおける価格の位置から相対的な高安を判定し、トレンドの状態をビジュアルとして認識できることにあります。
今現在、ボラティリティ(価格帯の幅)が大きくなっているか、小さくなっているかを確認できる唯一のテクニカルチャートと言えます。

 

ボリンジャーバンドの計算方法

ボリンジャーバンドのラインはどのように導き出されているのでしょうか?

ボリンジャーバンドの計算方法は標準偏差というものを用いています。

標準偏差の計算式
標準偏差=√(期間×期間内の終値の2乗の合計-期間内の終値の合計の2乗)÷(期間×(期間-1))

各バンドのシグマが標準偏差のバラつきを数値化したもので、このバンドの中に収まる数値の割合を表すのが、正規分布といわれるものです。

下の図は正規分布の表になります。
X1750

正規分布の割合とは、データが
+1σ~-1σの間にある確率が68.3%
+2σ~-2σの間にある確率が95.5%
+3σ~-3σの間にある確率が99.8%
となっています。

bolin1 bolin2 bolin3

このことから、ボリンジャーバンドは「価格の大半がこのバンドの中に収まる」という統計学を応用したテクニカル指標といわれています。

このボリンジャーバンドの使用に関しては、「使えない」、「逆張りで使う」、「順張りで使う」などさまざま伝えられています。

「本当のところどうなの?」、「ボリンジャーバンドで勝てるのか?」という疑問に次回迫っていきたいと思います。